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お知らせ

史跡洲本城跡調査成果速報展2024

【更新日】2024年4月27日


淡路文化史料館

会場の様子

会場の様子

放送日:4月26日更新分「すもとかわらばん」

淡路文化史料館では、4月26日から
企画展「史跡洲本城跡調査成果速報展2024」が開かれています。

昨年度から洲本城跡では、
搦手口の西側石垣の解体工事に伴う発掘調査が進められていましたが、
その結果を広く紹介し、
2026年に迎える築城500年の機運を盛り上げようと、
今回、企画展が開かれることになりました。

会場では、調査内容を紹介したパネルや、
今回と過去の調査で出土した合計51点もの瓦が展示されています。

今回の調査では、石垣の背面部分から土塀の土台となる石塁が発見され、
さらに、その中から多量の瓦が出土しました。

石塁の中から瓦が出土した例は全国の城跡を見てもほとんどなく、
年代不詳ながら「卯月廿六日」という日付がかかれたもの、
寺院がよく使用する文字が刻まれたものなど、
文字瓦13点が見つかっています。

特に、織田信長の命を受け、羽柴秀吉が淡路攻めを行った年にあたる
「天正9年」と書かれた瓦は、
洲本城の歴史を知る上で、重要な発見となっています。

大量の瓦が石塁の中に入れられた理由は不明ですが、
1596年の慶長伏見地震で洲本城が崩壊した、
という記録があるため、倒壊した建物の瓦を入れた可能性が
一つの説として考えられています。

淡路文化史料館では、今回の企画展と並行して、
洲本城が選ばれた「続日本の100名城」の城カードの販売を始めている他、
洲本市出身のアーティスト 増田薫さんがデザインした
洲本城主 脇坂安治の顔出しパネルも設置されています。

また、5月18日には、
「洲本城石垣の築城変遷」という歴史講座の開催も予定しています。

なお、企画展「史跡洲本城跡調査成果速報展2024」は
6月30日まで開催されています。

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