【更新日】2024年7月30日
お祓いを受ける男衆 |
厄落としの水かけ |
御旅所 |
取材日:7月28日
放送日:7月29日更新分「すもとかわらばん」
7月28日、由良地区の伝統行事「夏越祭」が開かれました。
数え年で41歳の前厄を迎えた男性の厄払いとして
執り行われる夏越祭、
今回は11人でつくる「悠翔会」の男衆が、
白い法被に身を包み、由良湊神社でお祓いを受けました。
そして、男衆は、御輿を担いで神社を出発し、
およそ1キロメートル先にあるお旅所を目指して
由良の町を練り歩きました。
この夏越祭の最大の見どころは、
地域の人たちがバケツやホースを持って待ち構え、
男衆めがけて盛大に水をかけるという光景です。
水をかけられることで厄が落ちるとされているため、
大人も子どもも関係なく、
男衆に勢い良く水を浴びせかけていました。
中には、水鉄砲を使って
男衆の厄落としを買って出る子供もいました。
男衆の一行は、ずぶ濡れになりながら、
およそ1時間かけてお旅所にたどり着くと、
御輿を担いだまま海に入り、
健康や安全、豊漁などを祈願しました。