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柱松の柴燈

【更新日】2024年8月20日


柱松

松明に火を移す

柱松の柴燈

取材日:8月16日
放送日:8月19日更新分「すもとかわらばん」

五色町栢野地区にある薬師堂で送り盆行事が行われました。

8月16日、五色町栢野地区にある薬師堂でも
送り盆行事が行われました。

毎年8月16日に行われるこの送り盆行事は、
「柱松の柴燈」と呼ばれるもので、
室町時代から続けられているという伝統行事です。

この日も例年通り午後7時30分からは、
栢野地区にある地蔵寺の笹津寛照住職が、
薬師堂の中で読経を始めました。

その後、太陽の光とレンズを使って
朝のうちに作られた火種が、
地区の祭礼団の男性が持つ松明に移されました。

そして、その松明の火を柱松に移すと
暗闇の中で勢い良く火の粉を撒き散らしながら燃え上がりました。

この送り盆行事で使われる柱松は、
芯になる木に柴や藁、竹を巻きつけ、固く束ねられたもので、
当日の午前中に栢野地区の男性達およそ40人の手によって作られました。

3時間程かけて作ったという今年の柱松は、全長およそ10メートル。

昔は15メートルから20メートルもあったというこの柱松、
このような送り盆行事は、島内はもちろん県下でも例がないそうで、
平成3年・1991年には、洲本市指定の民俗文化財に指定されています。

柱松が燃え続けることおよそ20分間。
笹津住職による読経が続く中、集まった地域の人達は
激しく燃える柱松を静かに見つめていました。

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