この日のミニコンサートでは、
ホルスト作曲の「セント・ポール組曲」やグリーグ作曲の組曲「ホルベアの時代より」など
アンコールを含めて１０曲を、およそ９０分にわたって演奏しました。

世界を舞台に活躍する指揮者佐渡裕さんは、
レナード・バーンスタインさんや小澤征爾さんらに師事し、
これまでパリ管弦楽団やベルリン・フィルハーモニー管弦楽団など
ヨーロッパの一流オーケストラでタクトを振るい、
現在は、新日本フィルハーモニー交響楽団の第５代音楽監督に就任しています。

佐渡さんの指揮のもと演奏したのは、
全国からオーディションで選抜された小学生から高校生で構成する「スーパーキッズ・オーケストラ」とそのＯＢ
合わせておよそ４０人です。

「スーパーキッズ・オーケストラ」は、
佐渡さんが芸術監督を務める「兵庫県立芸術文化センター」の事業として２００３年に発足、
昨年２０周年を迎えました。

メンバー達は、８月末に開催される「兵庫県芸術文化センター」での定期演奏会に向け
今月１９日から２１日までの３日間、洲本市文化体育館を練習会場に合宿を行っていました。

また、この合宿には、
今年の１月、ベトナム公演の時に交流した
「ベトナム・ユース・オーケストラ」のメンバー１３人も参加していて
この日は、「スーパーキッズ・オーケストラ」と一緒にブラームスの「ハンガリー舞曲第５番」を演奏しました。

なお、「スーパーキッズ・オーケストラ」は８月２４日と２５日に、
兵庫県芸術文化センターで定期演奏会を開くことになっています。