【更新日】2024年8月28日
1日目の様子 |
2日目の様子 |
ウインドーカーのレース |
取材日:8月24日・25日
放送日:8月27日更新分「すもとかわらばん」
「科学のふしぎ三島教室」が、8月24日・25日に、
洲本市文化体育館で開かれました。
二日間、異なった内容で開かれたこの教室、
24日には、
「電磁気について学ぼう!アクセルごま」と題して行われ、
市内の3年生から6年生までの小学生
あわせて28人が参加しました。
参加した子供達は、
指導役を務めた東京工業大学の
「東工大Science Techno」という
サークルのメンバーから、
磁石の仕組みや性質などを教わった後、
コマを回すと電気が付く「アクセルごま」の
作成に取り掛かりました。
そして、作業を始めておよそ1時間で完成させると、
コマを回して電気が付くか確かめました。
この教室を開いたのは、
五色町広石出身で、MK磁石鋼を発見し
近代産業の進歩に大きな役割を果たした三島徳七博士と、
その息子で世界的工学博士の良績氏の功績を、
後世に伝えていこうと活動している三島博士顕彰会です。
顕彰会では、子どもたちが、
専門的に学んでいる大学生から直接教わることで、
科学に関する興味の拡大・学習意欲の向上を図り、
将来を考える機会にしてもらおうと、
この「科学のふしぎ三島教室」を、
毎年この時期に開いていて、
今回が7回目の開催となります。
教室2日目の翌25日は、
「風に向かって進む!ウィンドカー」と題して行われ、
こちらも3年生以上の小学生26人が参加しました。
はじめに、
風の力を推進力に変える方法ついて教わった子供たちは、
1時間かけて、
風を受けて走る手づくりのウィンドカーを完成させました。
そして、3つのグループに分かれて、
レースを行いました。
2日間にわたって、子供たちを指導した
東京工業大学の公認サークル
「東工大Science Techno」には、
現在、およそ80人のメンバーが在籍していて、
科学の楽しさを多くの人に知ってもらうため、
大学近郊の小学校などを中心に、
年間およそ50回もの工作教室や実験ショーを開いています。
三島徳七博士の孫にあたる三島良(よし)直(なお)さんが
2018年まで学長を務めていたこともあって交流が続く、
三島博士顕彰会と東京工業大学では、
来年も「科学のふしぎ三島教室」を開く予定です。