【更新日】2024年9月7日
決算規模 |
決算収支 |
財政指標 |
取材日:9月6日
放送日:9月6日更新分「すもとかわらばん」
続いては、9月定例市議会に提出された
令和5年度洲本市一般会計の決算見込みについて紹介します。
洲本市の令和5年度一般会計の決算規模は、
制度の除外により
ふるさと納税の収入が無くなったことなどから、
歳入が、250億8893万円、
歳出は、244億2974万円となり、
いずれも前年度からおよそ10%の減少となっています。
歳入面ですが、
国庫支出金・寄附金・市債など、軒並み減ったため
前年度より10.8%、30億2374万円減っています。
対して歳出も、ふるさと納税に係る
基金の積立や事務事業費が減ったことによる
総務費の減少などを受け、
10.6%、28億9353万円の減少となりました。
しかし、歳入から歳出と次の年度に繰り越す財源を引いた
「実質収支」は、6億217万円となり、
平成17年度以降、19年連続の黒字となりました。
また、市の貯金にあたる「財政調整基金」の
積み立てや取り崩しを反映させた「実質単年度収支」も、
2億5695万円と3年連続で黒字でした。
なお、「財政調整基金」の残高は、
前年度繰越金や基金運用益を財源として
3億7700万円を積立て、取崩も行わなかったことから、
12.8%増えて33億1800万円となっています。
一方、市の借金にあたる市債残高は、242億3700万円で、
13億5900万円の減少となっています。
財政の健全化を判断する指標をみると、
自治体の収入に対する借金返済の割合「実質公債費比率」は、
0.6ポイント減少し、12.8%と改善しました。
また、将来負担する負債の割合を示す「将来負担比率」は、
3.8ポイント減少し、41.3%となっています。
この他、数値が高いほど財政力が強いとされる「財政力指数」は、
前年度をやや下回り、
数値が低いほど政策的に使えるお金が多い「経常収支比率」は、
1.8ポイントの増加、
市税など自主的な収入の割合「自主財源比率」は、
2.5ポイントの減少となっています。
以上、令和5年度洲本市一般会計の決算見込みについて
お伝えしました。