【更新日】2024年9月27日
教室の様子1 |
教室の様子2 |
教室の様子3 |
取材日:9月24日
放送日:9月26日更新分「すもとかわらばん」
お年寄りを対象とした交通安全教室が9月24日、洲本市総合福祉会館で開かれました。
この教室は、健康で長生きしてもらいながら安全に自動車を運転してもらおうと、
9月30日まで実施されている秋の全国交通安全運動の関連行事として開かれました。
まずこの日は、洲本警察署の署員が淡路島や管内のお年寄りが関係する交通事故の状況と、
自転車でも「ながらスマホ」や「酒気帯び運転」をすると、罰則が加えられることになった
11月からの道路交通法の改正について、話をしました。
続いて、兵庫県作業療法士会自動車運転支援委員会の笹沼里味委員長が、
加齢による体と脳の変化と運転の影響について話をしました。
この中で笹沼さんは、
年齢を重ねると視野は、成人がおよそ200度に対してお年寄りは60度程度、
70歳以上は視力が0.7あったとしても動体視力は平均0.1、
さらには集中力の低下などから、運転に影響があると話しました。
また、免許証の返納などで運転をやめた場合、
要介護認定やうつ症状の発症のリスクが2倍になることを紹介した一方、
運転している時に違和感がしたら病院を受診し、運転可能な状態か調べることが大切と話しました。
続いて、内閣府が考案し、作業療法士会も監修しているという
「ドライビング体操」を参加者に指導しました。
この体操では、視野の確認や体幹の柔軟性の維持、
かかとを上げペダルの踏む力を強くする動きが盛り込まれていて、参加者たちも実践しました。
なお、9月30日まで実施される秋の全国交通安全運動、
28日には交通安全功労者や優良者の表彰式が、
また30日には、大型スーパーでの啓発キャンペーンなどが予定されています。