【更新日】2024年10月1日
審査の様子1 |
審査の様子2 |
名誉賞に輝いた きくよわか号 |
取材日:9月28日
放送日:9月30日更新分「すもとかわらばん」
9月28日、淡路市塩田新島にある淡路家畜市場で
淡路日の出農業協同組合が主催する畜産共進会が開かれました。
この畜産共進会は家畜の改良成果や発育状況の見極め、畜産技術の向上など、
淡路地域の畜産業の発展を目的に、毎年開かれています。
今回審査が行われたのは、洲本市と淡路市の生産者から出品された黒毛和種60頭で、
県立農林水産技術総合センターと全国和牛登録協会兵庫県支部の職員ら、畜産の専門家が、
バランスのよい体型など、あらかじめ定められた基準にしたがって審査しました。
畜産を取り巻く状況ですが、飼料代の高騰といった厳しさの中、
神戸ビーフのインバウンド需要や輸出の拡大もあって、その素となる子牛の取引価格が高騰。
最近では、淡路家畜市場で取引される一頭あたりの平均価格が全国の名産地を抑え1位になっています。
審査の合間には、畜産振興に尽力してきた生産者に贈られる「畜産功労者表彰」も行われ、6人が受賞しました。
池田地区に住む樋口勝晴さんは、長年、家族とともに和牛繁殖に取り組み、
優秀な成績を残してきた功績などが認められました。
上堺地区在住の原堅治さんは、会社経営の傍ら、優良牛の生産や改良に努め、
畜産振興に尽力したことなどが評価されました。
この日の審査の結果、最高賞に位置づけられている「名誉賞」には、
淡路市の籾谷州彦さんが出品した「きくよわか号」が輝き、
続く最優秀賞には洲本市の生産者による4頭を含む10頭が選出されました
なお、この日、名誉賞と最優秀賞に選ばれた11頭は、
10月27日に加東市で開催される「第106回兵庫県畜産共進会」に出品されます。