【更新日】2024年10月30日
会場の様子 |
関係者による発表 |
中井宏次氏 |
取材日:10月26日
放送日:10月29日更新分「すもとかわらばん」
高齢者が安心で安全な生活ができる街づくりを考える
「すもと高齢社会をよくする会」が設立30年を迎えました。
10月26日、洲本市総合福祉会館で30周年を記念する催しが開かれ、
会員や市内のボランティアグループの人たちなど
およそ100人が参加しました。
この日ははじめに、
これまで「すもと高齢社会をよくする会」に関わってきた人や、
市内で活動中のボランティアグループのメンバーが、
香川県立保健医療大学の井伊久美子教授を交えて、
これまでを振り返り、今後の課題について話し合いました。
「すもと高齢社会をよくする会」は平成7年に設立。
国や県の水準よりも高い高齢化率となっていた当時の洲本市には、
地域全体で高齢者を支える仕組みづくりや、
行政を交えた話し合いが必要だと考え、
町内会や老人クラブなど各種団体が中心となって活動を始めました。
設立して以降、専門家を招いた講演会や
高齢化率が高い自治体への視察研修を実施してきたほか、
高齢者が関係する法律の話や在宅医療、交通手段の課題などを、
地域のボランティアグループと一緒に考える機会も設けてきました。
話し合いに続いて、
仕事や生活において笑うことの大切さを広める活動をしている
NPO法人「健康笑い塾」の主宰・中井宏次さんの講演会が開かれました。
講演の中で中井さんは、健康に長生きするためのポイントや、
笑いが身体にもたらす効果などを話しました。
すもと高齢社会をよくする会では、
「これからも高齢者が安心できるまちづくりを目指して活動すると共に、
将来のために後継者の育成にも力を入れていきたい」としています。