【更新日】2024年11月5日
児童たちによる避難訓練 |
住民たちによる救出救助訓練 |
消防団による消防操法の披露 |
取材日:11月3日
放送日:11月4日更新分「すもとかわらばん」
11月3日、「洲本市防災訓練」が
広石地区を中心に行われました。
午前9時、和歌山県沖を震源とする
マグニチュード9.1の地震が発生、
洲本市では震度7の強い揺れを観測し、
大津波警報が発令されたという想定のこの訓練。
知らせを聞いた授業中の広石小学校の児童たちは、
机の下に身を隠したあと、先生の指示に従って、
ヘルメットを被り校舎の外へと避難しました。
一方、洲本市社会福祉協議会では、
リヤカーや車いすを使って
支援が必要な人たちの避難を誘導する訓練を行いました。
小学校の運動場に設置された現地災害対策本部には、
市内各地から被害や避難の状況が次々と入ってきていて、
職員がそれらをボードに書き込んでいました。
この日は、住民や児童たちを対象にした
体験型の訓練が用意されていて、
地震の揺れを知ることができる「起震車」では、
震度7の揺れも体感できるようになっていました。
また、煙が充満した時の状況を知ってもらおうと、
淡路広域消防事務組合による煙体験コーナーが設けられていました。
他にも、消火器の正しい使い方を学ぶ初期消火訓練
竹の棒と毛布を使って人を運ぶ応急救護訓練、
倒壊した建物から取り残された人を助け出す救出救助訓練なども
行われ、広石地区の住民が指導を受けながら体験しました。
そして最後は、
洲本市消防団広石分団による消防操法が実演され、
団員たちがきびきびとした動きを見せていました。
南海トラフ巨大地震発生を想定し、
防災関係機関との連携や地域防災力の強化を図ろうという
洲本市による防災訓練、
この日は、あわせておよそ350人が参加したということです。