【更新日】2024年11月16日
はしご車による救助 |
応急はしごによる救助 |
緊急脱出 |
取材日:11月14日
放送日:11月15日更新分「すもとかわらばん」
「秋の全国火災予防運動」にあわせ11月14日、兵庫県洲本総合庁舎で、
淡路県民局と洲本消防署が合同で消防訓練を実施しました。
今回の訓練は、庁舎3階の給湯室から出火。
職員は避難したものの、建物の中に2人が逃げ遅れ屋上で救助を待っている、という想定で行われました。
県民局の職員が庁舎から避難したあと、洲本消防署の署員15人による消火や救助の訓練が始まりました
まず、化学車隊がホースをつなぎ、出火した建物に向けて放水を開始しました。
また、20メートル以上の高さまで伸ばせる「はしご車」を使って
屋上にいる要救助者の救出を試みました。
はしご車での救助と並行して、高さおよそ8メートルの場所から、
三連梯子とロープを使った「応急はしご」という方法で逃げ遅れた人を救出しました。
他にも、助け出した負傷者を救護所に運び、心肺蘇生法やAEDを使った救命措置も行いました。
淡路広域消防事務組合では、火災予防の啓発や防火意識の向上の他、
事業所などが組織する自衛消防隊との連携の強化を図ろうと、
春と秋の火災予防運動期間を中心に、島内各地でこのような訓練を実施しています。
兵庫県淡路県民局では、消防署の協力も得ながら毎年この時期に避難訓練を行っていますが、
今回のような大規模なものは、現在の庁舎となった2017年以降では初めてとなります。